対物賠償保険

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自動車保険の基礎知識:対物賠償保険
自動車保険(任意保険)には基本的に7種類の保険があります。その中のひとつが今回ご紹介する対物賠償保険です。対物賠償保険は自動車保険の中でも特に重要な保険のひとつで、多くの人が加入しています。自賠責保険には「モノ」に対する補償がまったくありませんので、対物賠償保険に加入していない状態で事故を起こし、他人の「モノ」を壊してしまった場合、その損害はすべて事故を起こした人が負わなければなりません。場合によっては数千万円にもなることがあります。
万が一のときに困らないようにするために対物賠償保険があるのです。
対物賠償保険とは、事故を起こしたとき、相手の車や建物、電柱など他人の財物に、破損、汚損、滅失などの損害を与え、損害賠償責任を負ったときに保険金が支払われる保険のことです。このとき、「他人の財物」の中には「モノ」も当然含まれますが、その「モノ」に付随する損害も含まれることになります。
例えば、あなたが運転する車が、あなたの不注意で、客待ちをして止まっているタクシーにぶつかってしまったとします。そうすると、タクシー車体の修理代は当然として、それにプラスして、修理期間中に営業できない分の営業損失分も負担しなければなりません。対物賠償保険は、この「営業損失分」の損害も補償の対象となります。
そのほかにも、例えば店舗に車ごと突っ込んでしまった場合の「店舗修理費+店舗休業補償費」や高級外車にぶつけてしまった場合の「修理費+見込まれる評価損分」などたくさんの事例があります。
このように、対物に対する損害賠償額も高額になることがありえますので、できるだけ補償額の大きい対物賠償保険に入っておくことが安心につながるでしょう。

さて、対物賠償保険にも対人賠償保険同様注意点があります。それは、「他人ではない人の財物」は補償対象外となるという点です。ここでいう「他人ではない人の財物」とは被保険者およびその家族が所有するもののことを指します。例えば、被保険者が車庫入れ中に誤って自分の家に車をぶつけてしまい、車と家の外壁を壊してしまった場合、車の修理代や家の外壁の張替え費用等については対物賠償保険の対象外となります。あるいは、例えば、被保険者所有の車と被保険者の配偶者所有の車がぶつかった場合、このときも両方の車は対物賠償保険対象外となります。
対物賠償保険の対象はあくまで、「他人の財物」であることをしっかり認識しておきましょう。
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